「遙花ちゃんさー、祐介(アイツ)の恋バナとかしらない?」



ぷよぷよで悠里さんに負け続けたあたしに唐突に悠里さんがいった。



「知らないなぁ、『告った』はよく女子が言ってますけど玉砕〜みたいな。彼女いないですねー」


中学二年生でませてるわぁ(笑)って思ってたけど違うね。


「ふーん?」


そのまま悠里さんは正面を向いてしまい…無言だ。


「よし、遙花ちゃん!朝御飯にしますか!」


昨日買ったお弁当を温め出した。


あたしは悠里さんの言葉の意味が気にかかったまま。

なんだかモヤモヤなまま朝食を迎えた。