「よし!」



気合を入れて校舎の中へ踏み入れた。



まずは職員室か・・・そう思いあたりを探した。



職員室は玄関のすぐ隣にあった。



「失礼します。」



職員室の中には2,3人くらいしか先生がいなかった。



「あなたが桜木柚依さんですか?」



40代くらいのおどおどした人が話しかけてきた。



「はい。」



「私が担任の田中です。では行きましょう。」



先生が歩き出したので私も後ろに続いた。