「あの子だってよ。」



「・・・・。」



亮平が指を指す先には・・




 桜のなかを歩いていたあの子だった。




「かわいいよな。」



「あぁ、うん。」




俺は思考が停止してしまった。


だって、あの子だとは思わなかったんだ。






桜のあの子だとは・・・・。