「桜田…桜田もも…。あっ、あった。」
自分の席を確認して座る。
あたしは春休みに引越して来たばかりだから、まだ友達はいない。
だからこそこの学校で頑張ろうと思った。
このころのあたしはまだまだ子供で…。
子供すぎて、このクラスで恋をするなんて想像もしてなかった。