ー休み時間ー
「なぁ、山下ってどっから来たの?!」
そう言ったのは、枢だった。
「東京から来たんだ。僕、引っ越して来たばかりだから、いろいろ教えてね?」「俺に任せろ!!」
枢は自信満々にそう言った。
「いきなりだけど、今日みんなで町を案内すっぞぉ〜!!」
「誰にいってるんですかぁー私パスだから。」
雪がそっけなく言った。
「それわぁ、雪に美香に南に乙女にタカト!強制な!!ってタカトは!?」
タカトとは、枢の親友?で髪の毛金融のツンツンの子。見た目は危ない人(笑
「朝からいないよん」
乙女が答えた。
「なんだよ〜タカトの馬鹿ー!!」
枢が叫んだ。
「誰が馬鹿だよ。」
タカトがきた。
「タカト〜枢が町を案内するって〜」
美香がタカトに説明した。
「じゃあ、参加する奴手上げろ!」
枢1人が手を上げた。
「みんな手をあげろよ〜!」
「まあ、いつものことだから、付き合うよ!」
乙女が手を上げた。
すると
「乙女か゛行くなら、私もいいわよ。」
「山下くんと枢がみんなにジュースおごるなら!てかおごるよね〜」
雪も美香もタカトも手を上げた。
「あはは、いいですよ。ってか、ほんとに案内してくださいね?」
山下君が、少し苦笑して言った。
「俺たちに任せとけっ!!しっかり案内してやるよ」
枢が胸を張って言った。
「ありがとーございます」
と、山下君。
「ねぇ、山下君。敬語やめない?私達、もう友達なんだから。山下君のこと南って呼ぶから、南も私達のこと下の名前で呼んで?」
「うん。」
南の第一印象はかっけよくて、ちゃらけてて、悲しそうだった。
でも、南は本当はちゃらけてなんかなくて、暖かい笑顔の持ち主だった。