それから私は、南の病室に行った。
南は眠っていた。
「ごめんね。南…ごめんね」
「僕こそごめん・・・、乙女を助けられなかった。」
「南!?起きてたの?」
私は、涙を拭きながら言った。
「僕、記憶が戻ったんだ・・・。」
私は、その言葉に目を丸くした。
「それ、本当なの!?」
「これ、覚えてない?」
南は、Oのイニシャルのネックレスを私に見せた。
「これ…」
わたしは、自分のポケットからMのイニシャルのキーホルダーを出した。
「南くん…?」
昔、隣にすんでいた南くんという男の子がいて、南くんが東京に引っ越す日、2人でイニシャルの物を交換したんだった。
「うそ・・・、本当にあの南君なの?」
事故のあった日私が落としたのはこのキーホルダー。
「好きだよ、乙女」
ようやく止まった涙が、また目から流れだしてくる。
私は泣きながら、
「私も南君のことが好き」そう返事をした。
そして二人は、キスをした──。
「泣かないで笑って。僕は、君の笑顔が大好きだから。」
南は眠っていた。
「ごめんね。南…ごめんね」
「僕こそごめん・・・、乙女を助けられなかった。」
「南!?起きてたの?」
私は、涙を拭きながら言った。
「僕、記憶が戻ったんだ・・・。」
私は、その言葉に目を丸くした。
「それ、本当なの!?」
「これ、覚えてない?」
南は、Oのイニシャルのネックレスを私に見せた。
「これ…」
わたしは、自分のポケットからMのイニシャルのキーホルダーを出した。
「南くん…?」
昔、隣にすんでいた南くんという男の子がいて、南くんが東京に引っ越す日、2人でイニシャルの物を交換したんだった。
「うそ・・・、本当にあの南君なの?」
事故のあった日私が落としたのはこのキーホルダー。
「好きだよ、乙女」
ようやく止まった涙が、また目から流れだしてくる。
私は泣きながら、
「私も南君のことが好き」そう返事をした。
そして二人は、キスをした──。
「泣かないで笑って。僕は、君の笑顔が大好きだから。」