それから、目がさめると自分の病室のベッドにいた。
私は、あのまま泣き続けて、無理をしたから気を失って、タカトが運んでくれたらしい。


それから、私は何も話さなくなった。
そして、笑うことも…。

病室に、誰もいなくなったあと、窓から身を乗り出した。

死んで南に償おうと思った。

私の目から涙が流れた…
そして…目をつぶって、身を投げ出した。

その瞬間、右手が強くつかまれた。
それはみんなだった。
私は、引っ張られ床にくずれた。

「バカ!!」
「何してんだよ!!」
みんなに、一発づつ叩かれた。

そして、みんなの目からも涙が流れた。

「死のうと思ったの・・・。」
泣きながら私は言った。
すると、
バチンッ!
雪が私のほっぺたを叩いたのだ。
「バカッ!乙女が死んだらみんなが悲しむんだよ!?それに、乙女が償いに死んだとしたら、南も乙女が死んだ償いに死ぬことになるんだよ!?それでもいいの?」
雪が泣きながら必死に言った。

みんなの涙は私の為と思うと、嬉しくて、申し訳なかった…。