「残念ですが、赤ちゃんは流産しました。」



それからの私は、頭の中が真っ白になり、何も考える事ができなかった。


ただ――



ひたすら赤ちゃんに謝った。


産んであげられなくてごめんなさい。


不幸にしてごめんなさい。

幸せにできなくてごめんなさい。


ごめんなさい・・・・。


私は、そっと目を閉じた。

私の身体(ナカ)から赤ちゃんがとりだされた。