私は、これからの不安とお母さんの気持ちにドキドキしながら、お母さんの言葉を待つ。



「…美月、現実に目を向けてお母さんの意見を聞いて欲しい。¨恋をすると周りがみえなくなる¨ってよく言うけど、美月も同じだと思う。もう少し周りをみてみよう?お母さんは美月より長く生きている分、人生の楽しい事も辛い事もわかる。これから美月が苦労しているのをみたくない。」


やっぱり反対なんだね…お母さん…。



「でも……。それでも美月が『産みたい』というならお母さんが反対しても産むでしょう?」



えっ?!私、赤ちゃん産んでもいいの??



「だけど、お母さんは、美月と由美をひとりで育てる事で手いっぱいなの。金銭的にも援助はできないかもしれない。それでも産む覚悟はある?」


・・・・・・。