昼の公園とは全く違う公園。


子ども達の遊ぶ声も何もかも静まり返った公園。


ーその時っ!


ーピリリリー

携帯電話鳴り響く。


着信【拓海】。


私は電話に出た。


「もしもし?」

「美月電話したっしょ?」

「うん。」

「ゴメン、ゴメン。彼女とデート中でさぁ。てか、美月から電話するのルール違反じゃね?」

「ごめんね。あのっ・・、話たい事があるんだけど、今からあえる?」

「…。」

「だめかな?大事な話なんだけど。」

もう一度聞いてみる。



「…。なに?妊娠とかまじ勘弁…。」


ーブツッー


そう言い残して電話は切れた。