…壁の華。
ワルツを踊り終わり、拍手する不思議な人達を眺めてため息一つ。
確かに今の状態は壁の華だと思う。
ハイトさんが用意していた、中世女性のドレス。タフタタップリで、三角帽子に天辺からシルクなのか、幾重にも重なる淡い色とりどりのリボン。
光に透けて、歩く度にパックリ開いた胸元に揺れてくすぐったい。
ガッチリ、ウエストを締められて上げられて、私の胸は人生最大級になっていた。こんなになるねと…、ちょいうれしい。
でも、ね。
私は舞踏会にはでない!と言ったハズなのに…、シャトーでの数日で強引にワルツを叩き込まれ、ここにいる。
ワルツを踊り終わり、拍手する不思議な人達を眺めてため息一つ。
確かに今の状態は壁の華だと思う。
ハイトさんが用意していた、中世女性のドレス。タフタタップリで、三角帽子に天辺からシルクなのか、幾重にも重なる淡い色とりどりのリボン。
光に透けて、歩く度にパックリ開いた胸元に揺れてくすぐったい。
ガッチリ、ウエストを締められて上げられて、私の胸は人生最大級になっていた。こんなになるねと…、ちょいうれしい。
でも、ね。
私は舞踏会にはでない!と言ったハズなのに…、シャトーでの数日で強引にワルツを叩き込まれ、ここにいる。