「さぁーみぃー!!マジ寒くなってきたよな。」

『夜は特にね。』

「はい、澪。俺の帽子耳まで被っときなさい。」

『ありがとう。凌治。』

この日は3人だけだった。
買ってもらった肉まんはお腹いっぱいだったけど美味しかった。


べしっ!!

いったぁーーいい!!
は??何??

突然頭に降ってきた衝撃。

『何すんのよ!!あほタケ!!』

チョップした手のまま前に座ってるはタケ。
その横で笑ってる凌治。


「人の話を聞け。何だ俺の話は肉まんより下か?俺は肉まん以下なのか??」

『…痛い。だからってチョップしなくてもいいじゃん。…何よ??』

完全に不貞腐れて聞く私に肉まん以下のタケはもう一度同じ質問をした。


「修平とどう??」

やっぱりさっきのは空耳じゃなかったみたい。
2度目の質問に私は逃げられなくなる。