コンビニで色々買って近くの公園でずっと話してた。

学校じゃ回りの目も気になってあんまり話す事もないから、なんだかちゃんと話すのは久しぶりだった。


部活の話、クラスの話。
将太君の仕事の話。


じっとしてたらやっぱり寒くて、タケの上着をひん剥いて着てもどうしても寒かった。

体を温める為のタケの提案はなんとも原始的なやり方で…


「マジ寒い!!よし、自家発電だ!!」

「「出さんモンが負けよ、ジャンケンポン!!」」


声に反応して出たグー。あいこで、グー。


必死にジャンケンして始まった鬼ごっこ。
小学校以来の鬼ごっこはヤバイくらいに楽しくて真剣だった。


息が切れるまで必死に走った。

て、言うよりもジャンケンで負けた将太君の鬼が本当に怖かった。


いつのまにか全員上着まで脱いで、汗だくになって笑ってた。

『も、むりー。走れないー。』

静かな公園に私達の荒い息遣いが白かった。