「姫…」




あれから数日。

俺は姫の家に遊びに来た。




「何?」




顔をあげて上目遣いで俺を見る姫がすげー可愛い…




「俺姫に指輪渡してない…ごめん…」




姫の左手の薬指を見て気が付いた。


最低だよな…



だけど、姫は笑って




「指輪?あたし、新しいのはいらないよ」



そう言った。