…あたしは動けない。


時が止まったような、そんな感覚だった。



何も言わないあたしに




「今まで辛い思いばっかさせてきたけど…俺姫がいなきゃダメなんだよ…俺のそばにいて欲しいんだ…」




桜庭が言った。