「俺も捜す」


『頼む!高校の方は俺が捜すから駅の方通ってきてくれ!』


「わかった。…なぁ、琉也…」


『ん?』


「俺たち親友だよな?」


『…でなきゃ何なんだよ俺たち』




電話ごしに琉也が笑ったのがわかった。




「それ聞いて安心した。じゃあ後でな」


『あぁ』




電話を切った。


聞く必要はなかったけど、琉也は頼りになる親友。

それを確かめたかった。



俺は駅の方に向かった。