「な、何ですか…?」 少し睨むような目で俺を見るから緊張する。 いい話じゃなさそうだな、と思った。 …そう思うだけムダだったんだけど。 「そんな見られると読書に集中できねーんだけど」 …そんなことかよ! 緊張の糸が切れた。 本当に用なんかなかったのか…