コンコン




「入っていいかしら」




少し開いたドアから、母さんの声がした。




「いいよ」




母さんは椅子に座った。




「話し?」


「えぇ、まぁね…」




母さんが俺の部屋に来るなんて珍しい。


重大なことなのか…