「美晴…?」


「ん~?」




美晴はベッドの横で雑誌を読んでいた。




「あのさ…何も…聞かないの?」


「何を?」


「その…入院した理由とか…」


「胃炎でしょ?」




そうだけど…

そうじゃなくて…




「原因?みたいなもの…」




美晴は雑誌を読むのを止めた。