姫は離れないし、俺が離さない。


そんなのわかってる。

当たり前。


だから、気早いんだけど今のうちに形で、俺の姫だって周りに宣言しとくんだ。



だけど、いざとなると…




「俺やばい…」




小さな声で呟かずにはいられなかった。