「さすがね、いけい。私が認めたライバルだけあるわ。」

努力の甲斐あって個人1位をとった。
これで帰省出来る、と思うとほっとした。

だけど、悠太が顔を強張らせて隣の紙を指差した。

「…で…でも…。」

「なによ…。…!?」