「結月さん?なんでここに…。」

「私が呼んだのよ。」

朱光はシリウスの方を向くと、対峙した。

出来る姉妹が、二人見つめあっている。

「急に呼んでごめん、お姉ちゃん。」

「そんなことより!なんでテスト受けなかったの?
私、すぅちゃんの担任の先生に言われてびっくりしたんだから!」

「…お姉ちゃん。」

朱光は質問には答えず、冷めた目でシリウスに問い掛けた。

「Estrellaって…楽しい?」