「なんでここに…。テストは…?」

朱光はふぅとため息をつくと、毅然として言った。

「受けて無いわ。」

「…ええっ!?」

私と悠太の声が重なる。それと同時に、病室に息を切らしてシリウスが入って来た。

「すぅちゃん…。」