「朱光…。」

「いけいちゃん、ここは先生に任せた方がいいんじゃない?」

「でも…。」

「いけい、俺達は自分に非がない理由でスターポイントを貰える権利を失った奴とは違うんだ。

だから…今俺達が堂林の側にいるのは、傷口に塩塗るようなもんだろ。わかってやれや。」

「…うん…。」

昴の言う通りだ。今私が朱光に何を言ったって、朱光には届かない。

私達は、静かに保健室を後にした。
背後から朱光の泣き声がいつまでも聞こえてくるような気がした…。