すると、ばんっと机が叩かれて、見上げた先にはさっきの朱光さんが立っていた。

「…今の放送、聞いた?」

朱光さんはなんの前触れもなく尋ねてくる。私はまた戸惑いながらも頷く他無かった。

「じゃあ話は早いわ。…三咲さん、私と次のテスト、勝負しなさい。」

「…ええっ?」