「知らねえ。他人に興味ないし。」

「でもね、慶人くんっ!…ん?」

人で賑わう食堂に、赤い髪飾りが見えた気がした。

そうか、昼休みだし…麻由はお弁当を持ってた。
二人が向かったのは、食堂だ。