笑ってるアタシに、イッチーは急に真面目な声で



「何があった?」




その言葉で、一気に笑顔が消えた。イッチーには全て言うべきなんだ。こんな夜に来てくれたんだもん…



「引かない?」



でも、やっぱり不安な気持ちは拭いきれない。
そんなアタシに、イッチーは



「引くわけないだろ」



大きな手で頭を撫でてくれる。