アタシは、車から降りイッチーの数歩後ろを歩き部屋に向かう。



二階建てのアパートは、外観も小洒落た、男の人が住むというよりは女の子の一人暮らしに人気がありそうなデザインのアパートで…




「イッチー!」



突然の叫び声に



「え?何?」


鍵を指で、もて遊びながらイッチーは驚いた顔で振り返った。