そこには、携帯の番号とアドレスが書いてあって…



「…これ」




「我慢出来ない位辛かったら、手首切る前に俺に連絡して」




「なんでそこまでしてくれるの?」




そう言うと、イッチーは顎を触りながら考え込んで




「ん―…ユズカに死んで欲しくないから」




そう言って悲しげな笑顔を見せた。