白を基調にした小綺麗な相談室に入り、ソファーに座る。



「食べな」



イッチーはお洒落な箱に入ったクッキーをテーブルに置き微笑んだ。



「ありがと」



クッキーを頬張るアタシを優しい顔で見るイッチー。



「ユズカ」




「ん?何?」



なおもクッキーに手を伸ばしながら返事をするアタシにイッチーは急に真剣な顔に変わり




「大丈夫か?」




低い声が部屋に響いた