「孝一…見えてるなら見えてるで無視しないでくれ…」

馬鹿がまるで、うまれたての小鹿のように足をプルプルさせながらやってきた。

「いや、反応が面白かったからそのまま見てようかと。」

正直な感想だ。

「お前のせいで俺は女子から軽蔑なんてもんじゃない存在を否定されたかのような蹴りをくらったんだぞッ!!!」

こいつの辞書には自分の非という文字はないのだろうか。