「ようっ孝一今日も遅刻だな」
一時限目の休み時間、どこかから声がする。
「おい、無視するなっ明らかにお前の正面にいるだろがッ」

あえて無視しつづけてみよう。

「おい、まさか本当に俺の声が届いてないのか!?まさか俺って…死んじまったのかあああああ!?」

馬鹿だ。馬鹿がここにいる。