いったいこの馬鹿は何を言っているのだろう。

彼女は絵が好きでこの学校にも絵の才能で入ったぐらいな人なのに。

「翔太、彼女が描かない訳ないだろう?彼女は絵の才能を認められてここにいるんだ。彼女が描かない訳がない」

「そう、確かにその通りだ。だが孝一、彼女は現に一ヶ月前から部活に顔を出さず、そして今日、部長の俺に直直に描かないと言ってきた訳だ」