「まあいいさ。ところでお前夏休みの予定とかはあるのか?」

切り替えが早いな。

「いや、特にないけど?」

「じゃあお前を見込んで頼みがある。絵を書いてくれ。」

訳がわからない。

「はい?」

僕は馬鹿が熱射病で何か間違って口走ったかどうかの確認も込めて聞き返した。