ブランコなんか、ガキの時以来だぜ~…


端から見たら俺、カッコわりいよな。

『将君、あたしの事気になる?』


隣で急に言われたもんだから素直に聞いてしまった。


『あぁ…凄い気になる』

マジメに答えた後に急に恥ずかしくなった。

『あはは♪将君顔真っ赤っかだよ~?』

指をさして恵里佳は笑ってた。

いつもの俺なら女に指をさされなんてしたら胸ぐらに掴みかかってた。


でも恵里佳といるとそんな気持ちなんか全て消えてた。

『ほ~ら!!』

俺が恵里佳の頬をつねると同じくらい赤くなる。