『そうだ、今暇か?公園行かねえか?』


『公園?行きたい!!』

手を合わせて本当に嬉しそうだ。

公園に行って、ベンチに座った。

『俺はここにいて、恵里佳を見つけたんだ。あの時何しようとしてたんだ?』


『あの時雨降ってたじゃない?だから、雨を触ってみたくって。手を伸ばしてたんだ!!』

雨に…?
恵里佳は本当に不思議だった。

雨なんかいつでも触れるのに。


『なんだ…。俺本当に飛ぼうとしてんのかと思ったからよ』

『将君はおもしろいよね、なんてゆうか発想が凄いよね!!』