俺が出逢ったのは、
俺よりも19歳も年下の女の子。



彼女の笑顔に俺は夢中になった。



俺は美沙の笑顔で癒された。



最初は軽い気持ちだったかもしれない。



嫁との結婚生活はうまくいってなかった。



俺が頑張ってこれたのは、可愛い子供のため。



子供が居なかったら、
離婚しているのが目に見える。



そんな時に美沙が現れたんだ。



俺は美沙を失わないためにたくさんの嘘をついた。



結婚してること。



年齢。



子供がいること。



美沙に「結婚してないよね…?」と聞かれる度に心が痛んだ。



「してないよ…」



こう答えるのが精一杯。



ごめんな…美沙。



俺弱いんだ。



美沙に今いなくなられたら、俺は気が狂いそうになる。