華弥の部屋は紫蘭になった。


『何か食べたーい』

華弥が理事長の椅子に座りながら言う。

相川は「これ食べる?」と
グミを差し出す。


『ありがとう!』

はしゃぎながらグミを食べる。

「お前は本当に高校生か?」

『高校生ですが何か?
お兄様こそ本当に理事長?』


兄弟喧嘩を始める二人。

そんな二人を眺め相川は言う。

「仲良いのね」

隼人は「仲良くねーよ」
否定をしつつ照れくさそう。

『じゃ、あたしもう行くね』

華弥は理事長室を出た。