「イケメンなら百合に居るよ」

『本当?!何年生?』

華弥は何やらノートを取り出した。


「私等とタメの一年」

華弥はノートに情報を書き込む。

ストーカーになるつもりなのか?


『百合って紫蘭の隣りだっけ?』

百合とは寮の名前である。
百合の他に、紫蘭と薔薇がある。


高等部は必ず寮に
住まなくてはいけない。

『あ、貴方の名前は?』

「私は万葉。よろしくね」

こうして華弥は
万葉(かずは)と仲良くなった。

談話してる内に
時間が進み担任が入って来た。


「担任の雪山です」

眼鏡を掛け髪を二つに結び
きちんと着用してるスーツの丈は膝下。


美人なのに勿体無い。