「……な、夏井……?」

「その場の勢いで言っちゃってるけど、本当のことだもん」



うるうるとした瞳を下に向け、そうつぶやく夏井。

勢いって……だからって、このタイミングで告白、するのか……?



「……んじゃ、俺ら離れるよ」

「え?」

「いっそもう解散しねぇ?」

「え?え?」

「未来、私そこの喫茶店入ってるから、終わったらメールして」



夏井はコクリと頷いた。