―ギュッ


「ふぁっ……!?」



突然、後ろから抱き締められた。



「ホント心配した……。突然家から走って逃げたから……」



竜人の心臓が、すごく早く動いているのを、体で感じる。



……ホントに心配してくれてるんだ…



竜人の気持ちが直に伝わってきて、もっと涙が出てきた。


「だっ、だっでぇ!竜人が……。きっ、期限っ、さん、3ヶ月っ!女ぁ、女の人が……!」


「ちょっと落ち着けって(笑)」



竜人が優しく笑いかけてくれた。



竜人の笑顔で、少しホッとした気がした。