「昔の人の生活なんか知ってどうすんだよ」

ここに来るまでも文句を言っていたコウがまだ文句を言い続けている。

「人の歴史を知るのは大切な事だよ。人類がやってきたことで学べるものが沢山ある。同じ過ちを繰り返さないためにも、より豊かにするためにも知っておくべきだよ」

そう言いながらディールはコンピューターを操作する手を休めない。

「さっき授業終わったばっかなのにまた文字見んのかよー」

「あんたはもっと活字を見るべきだと思うわよ」

突っ伏すコウに冷めた目線で忠告するセラ。

「……あった!」


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人類は地球の地上で豊かな生活を築いていた。

始め人類は石炭や鉄鋼などを掘り起こして大量に消費していた。

その次には石油や軽油などの化石燃料を掘り起こし、大量消費していた。

それは地球の環境に悪いのだが、発展した文化でも気づくのが遅すぎた。

そして人類は発展した文化を使ってこれ以上環境を汚染しないよう勤めた。