「あ、ちょっと資料室行っていいか?」
何か思い出したようにディールは笑うのを止めた。
「何か探しもの?」
「人の成り立ちって、知りたくないか?」
「知りたい!」
「知りたくない!」
コウとセラの声が重なった。
もちろん賛成したのがセラで反対したのがコウだ。
「2対1で決まりだな」
満足そうなディールの声にコウはあからさまに嫌な顔をしたもののディールに着いていく。
これがまさか、コウの好奇心に火をつける事になるなんて話題をふったディールは知りもしない。
もちろん、当の本人までも。
┼┼┼┼┼
資料室というのは名ばかりで実際そこにはコンピューターが置いてあるだけだ。
資料になる紙切れ一枚すらなく殺伐としている。
ここのアカデミーの在学生なら誰でも使える所だ。
何か思い出したようにディールは笑うのを止めた。
「何か探しもの?」
「人の成り立ちって、知りたくないか?」
「知りたい!」
「知りたくない!」
コウとセラの声が重なった。
もちろん賛成したのがセラで反対したのがコウだ。
「2対1で決まりだな」
満足そうなディールの声にコウはあからさまに嫌な顔をしたもののディールに着いていく。
これがまさか、コウの好奇心に火をつける事になるなんて話題をふったディールは知りもしない。
もちろん、当の本人までも。
┼┼┼┼┼
資料室というのは名ばかりで実際そこにはコンピューターが置いてあるだけだ。
資料になる紙切れ一枚すらなく殺伐としている。
ここのアカデミーの在学生なら誰でも使える所だ。