いっそのことコウの前から逃げるか耳をふさぎたくなる。
けど、それらをする前にコウは次の言葉を紡ぎ出していた。
「俺らが、俺らで見に行けばいいじゃん!」
なんとも突拍子のない話だ。
コウは何を見に行くと言ったんだ?
地平線?
しかも俺"ら"?
コウ一人だけってわけではないらしい。
「コウ、何を見に行くって?」
「だ・か・ら、地平線だよ!!」
「……………」
「なんかめっちゃ綺麗らしいじゃんか!それを昔の人は見てたんだろ?なら俺らも見れるじゃん?見に行こうぜ!」
声が出ないディールに対してコウはまだ続ける。
「地平線だけじゃなくてさ、太陽とか海とかさ!ぜってぇすげぇって!」
「ちょっと待って」
期待に満ちた顔で次々と自分の考えをいうコウに待ったをかけたのはセラだった。
ディールは突拍子もないコウの考えに呆れてものも言えない。
「見に行くってどうやって?」
「もちろん地上に出るんだよ!」
「そんなことできるわけないでしょ。そもそも今地上がどうなってるのかわからないのに……」
けど、それらをする前にコウは次の言葉を紡ぎ出していた。
「俺らが、俺らで見に行けばいいじゃん!」
なんとも突拍子のない話だ。
コウは何を見に行くと言ったんだ?
地平線?
しかも俺"ら"?
コウ一人だけってわけではないらしい。
「コウ、何を見に行くって?」
「だ・か・ら、地平線だよ!!」
「……………」
「なんかめっちゃ綺麗らしいじゃんか!それを昔の人は見てたんだろ?なら俺らも見れるじゃん?見に行こうぜ!」
声が出ないディールに対してコウはまだ続ける。
「地平線だけじゃなくてさ、太陽とか海とかさ!ぜってぇすげぇって!」
「ちょっと待って」
期待に満ちた顔で次々と自分の考えをいうコウに待ったをかけたのはセラだった。
ディールは突拍子もないコウの考えに呆れてものも言えない。
「見に行くってどうやって?」
「もちろん地上に出るんだよ!」
「そんなことできるわけないでしょ。そもそも今地上がどうなってるのかわからないのに……」