｢ごめん、ごめん。｣


笑いながらそう言ったあたしを『反省してない！』と口を尖らせて睨む善輝。


それを奈瑞菜は笑って見てた。



｢入るぞ〜｣


有田さんが段ボールを抱えて会議室に入ってきた。


机の上に置かれた段ボールを囲むように座ったあたし達。


｢さて、さっそく本題に入ろうか。｣


そう言った有田さんが、段ボールの中身を出し始めた。


｢彩乃ちゃん、これ何だと思う？｣


有田さんが机に出した中身を指差してあたしに聞いた。


｢ファンレター？｣


机に出されたのは様々な色の封筒やイラストが書かれてるハガキなど、どう見てもファンレターだった。