「イヤだ。会えない時が多いんだから会えた時には少しでも一緒に居たい。いいだろ?」


真っ直ぐあたしの目を見て真剣に言う。


そんな顔されて断れるわけないじゃん…。


「あたしが断れないの分かって言ってる…。善輝、ズルいよ。」


「風呂、一緒に入るよな?彩乃。」


「…わ、分かった…。でも暗くしてね?」


「え〜明るくてもいいじゃんかぁ。でも、いっか。一緒に入ってくれるんだもんな。」


そう言って善輝はお風呂のスイッチを入れた。


「善輝が先に入っててよ!あたし、その後に行くから…。」


そう言うと


「ほーい。待ってる〜」