「今日、帰りに、女と仲良く一緒に帰っていった
所見たんだよ・・。」

「そっかぁぁ・・・いきなり失恋かぁぁ・・・」

あたしは、こらえてた涙をとめることは出来なかった。

悠斗・・・・。

会いたいよ・・・

「だから俺にしとけよ・・・。絶対お前泣かせたり
しね~から・・」

浩太のほうが良かったのかも・・・・。

浩太の顔がだんだん近づく。

~♪~♪~

あたしの携帯がなった。

あたし、このまま浩太とキスしてたんだ・・・。

悠斗がダメだったからって・・

兄弟の浩太で済ますって・・・

そんなのいやだ・・・。

あたしは、浩太から離れた。

「莉菜・・・・?」

「まじごめんなさいっ・・・。やっぱり浩太とは
付き合えないよ・・・。」

「そっか・・・。」

浩太は、寂しそうな笑顔で笑った。

「ごめんね・・・・」

あたしはただ泣いて謝った。

浩太が近づいてきた。

そして、優しく抱きしめてくれた。

「っ・・・」

「これからは、莉菜のいい兄貴でいるから・・・。」

浩太・・・。

「うん・・・・」

あたしは、涙でグチャグチャな顔を浩太に見せた。

「ぶっさいく~♪」

浩太があたしの顔を見て笑った。

「うるさぁぁい!!」

「うそうそ♪莉菜は俺の可愛い妹だ♪」

浩太はそう笑って、あたしの頭をクシャクシャにした。

「へへっ♪こんなお兄ちゃんでよかったぁぁ」

あたしは笑った。

「風呂、沸かすな」

浩太が風呂場へ向かった。

「あたしも手伝うよ!おにーちゃん♪」