受付の人に和也の病室をきいて
急いでそこへ向かった







「和也!!」







和也は手と足に
軽く傷を負った程度だった







「和也…大丈夫?」







「あぁ、傷も軽いし…
2~3日で退院!」







安心しきった私は
腰が抜けて床に座り込んだ







「おっおい、美桜…」







良かった…
本当に良かった…
重症じゃなくて良かった…







もしも和也が重症だったら
もしも和也が危篤だったら
もしも和也が死んでいたら







私はそんなネガディブな事だけ考えていた
だから、すごく安心した







こんなにも心配したなんて
こんなにも不安だったなんて







もしかして私は………