少し勉強した後、いつも通りバス停まで送ってもらった。
帰るまでに和也クンはクッキーを全部食べてくれて、珍しく、始終ニコニコしていた。
「クッキーありがとな。
気をつけて帰れよ。」
『また明日ね?』
バス停に残った和也クンに手を振って別れる。
何か、彼カノみたいじゃない?
キャーっと頬を抑えながら、1人で想像してみた。
"美波、好きだよ"って……
言われたらどぉしよぉ〜〜!
そんな風にうっとりと夢の世界にいれたのは、束の間だった。
「1人でニヤニヤ気持ち悪いよ?」
『ッ!!!!』
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