和也クンは、サクサクとクッキーを食べながら、少し照れたような…はにかんだ笑みを浮かべている。



それを見ていたら、色々と聞きたいことがあったのにどぉでもよくなってしまうんだ。


胸がギュッと締め付けられて、これが"胸がいっぱいになる"ってことなんだと実感する。




信じよう。





何故、宙良クン宛ての手紙を和也クンが持っていたのかは、聞いてみなければわからないだろう。


でも、何かの拍子に紛れ込んだのかもしれないし、渡して欲しいと頼まれたのかもしれない。



きっと、理由があるんだよ…




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